3人が誘導員早期追い抜き失格 ~和歌山競輪場~
12月7日に2日目が開催された和歌山FIの第11レースS級準決勝で、久米康平(徳島・100期)、中井太祐(奈良・97期)、兼本将太(熊本・117期)の3名が誘導員の早期追い抜きにより失格となった。3選手は現在出ているあっせんが保留されて処分が決まるが、12月が自粛欠場となり、22年1月から3カ月間のあっせん停止となる見込み。
レースは、後攻めの兼本が青板4コーナーから上昇を始めると、中団から久米も動き、合わせて前受けの中井も踏み出して赤板前に誘導を交わしてしまったもの。兼本の先行を、最終2コーナーから久米がまくり1着、徳島ラインを追った中井がゴール前で伸びて2着で入線したが、ともに失格して、久米追走の木村隆弘(徳島・96期)、単騎戦で最後方から直線伸びた原口昌平(福岡・107期)がそれぞれ1、2着に繰り上がって波乱の決着となった。