纐纈洸翔(コウケツヒロト)と畠山ひすいが卒記を制す ~日本競輪選手養成所~

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向かって左から中釜健次、纐纈洸翔、松本秀之慎
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向かって左から又多風緑、畠山ひすい、渡邉栞奈
未来のスター候補が誕生

 4月5日(火)に静岡県伊豆市にある日本競輪選手養成所のJKA400で第121回生(男子)と第122回生(女子)の卒業記念レースが実施された。
 
 ガールズは連勝で決勝戦に進出した在所4位の畠山ひすい(北海道・19歳)が力強い逃げ切りで優勝。適性出身としては110回生の土屋珠里以来2人目の優勝となり、北海道勢としては初めての卒記クイーンとなった。「1年間先行で頑張ってきて、最後に逃げ切ることができて良かった。逃げ切りで勝てたことは数えるくらいしかなかったので、今日は3回勝てて嬉しい」と卒業記念レースを振り返り喜びを語った。在所1位で注目を集めていた又多風緑(石川・19歳)は予選1走目を4着、2走目を2着で決勝へと駒を進めるも、決勝戦は惜しくも準V。「過去一番悪い内容。自分の持ち味を出せない3レースでした」と悔しさを滲ませた。

 在所1位の塩崎隼秀が不出場となり混戦模様となった男子の決勝戦は、最終ホーム4番手を確保した在所28位の纐纈洸翔(愛知・19歳)がバックからまくり上げて、最終4コーナーで先頭の真鍋顕汰を捕らえて後続の追撃を振り切った。愛知所属の選手としては46回生の細川忠行、78回生の若松将弘以来3人目の卒記チャンプとなった。「あんまり実感はないけど、優勝できて嬉しい。地元の先輩達と競輪場で練習してきて、練習でやってきたことが少し出せていると思う」と練習仲間への感謝を口にした。

 卒業記念レースに参加した第121回生(男子)と、第122回生(女子)の一部は4月30日~5月1日に松戸競輪場で開催されるルーキーシリーズでプロとしてデビューを迎える。
 

本吉慶司記者

2022年4月5日 19時03分

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