S級レーサーを相手に圧巻のまくりV

　「TIPSTAR DOME CHIBA（ティップスタードームチバ）」で開催されたジャパンヒーローズのラウンド6は、12月12日の2日目ナイトで決勝が行われた。S級選手5人がいるなか、ただひとりA級の志田龍星（岐阜・119期・A2）が、最終ホームからのまくりで優勝を遂げた。
　「僕だけがA級で弱いんで良かったです」と、5月にデビューしたルーキーは控えめに喜びを表現した。スタートポジションは5番手だったが、最後方に置かれてラストの2周を迎えた。5番手の佐々木豪が浮いていた三好恵一郎の外を回したが、志田は冷静に三好の内を踏み込んでポジションを上げてラストスパートにつなげた。
　「後ろでどっぷり脚をためていこうかと。（三好が）だいぶ外に膨れてたんで、内を回った方がいいなと思って行きました。進んでくれて良かったです」
　今シリーズはタイムトライアル1位からの4連勝。11月のラウンド4に続いて、負け知らずの8連勝で2度目のPIST6を終えた。競輪では次回、20日からの高知F1が今年のラスト場所。「高知でも優勝できるように頑張ります」と締めくくった。高知で3連勝となれば、A級1、2班戦では2場所連続の完全優勝。年明けにもS級特進が見えてくる。

• 選手詳細データ

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  志田龍星 選手岐阜・119期