大物食いを果たす

　8月28日（日）にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」サードクォーター ラウンド1の一次予選が行われ、2Rに出走した中野真吾が実績断トツの山田義彦を破り大金星を挙げた。

　レースは残り3周半で6コースの水森が動き出して、ペーサーが退避すると一気に先頭に立った。その後は後方から佐藤が仕掛けて前を切るが、その動きに乗った山田が仕掛けて先行体制に入った。中野は山田を追走して、残り半周を過ぎると車を外に持ち出して力強くまくって山田を捕らえた。タイムトライアル後のインタビューでは「ペースが遅かったし、重く感じた。もっとスピードに乗せていければ良かった」と自己ベストを更新するも冴えない表情を浮かべていたが、一次予選の勝利をきっかけに一気に波に乗りそうだ。レース後のインタビューでは「とりあえず先に動いて、仕掛けられる所から行こうと思った。チェーンを換えて流れる感じがあったし、軽く感じた。前回は体調が悪かったけど、今回はいいです」と好感触をつかんだようで、二次予選も上積みが見込めそうだ。強豪ひしめく今シリーズの台風の目として二次予選の走りにも注目だ。

• 選手詳細データ

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  中野真吾 選手佐賀・111期