國廣哲治が意地の逃げ切り ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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國廣哲治
初の優出を狙う
デキは良好

 12月12日(月)にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」フォースクォーター PIST6カップ1の一次予選が行われた。1Rには國廣哲治が出走し、力強い先行策で堂々の押し切りを決めた。

 レースは残り3周でペーサーが退避すると6コースの北村貴幸がインを切った。國廣は2番手に嵌るも残り2周で仕掛けて先頭に立つとそのまま先行体勢に入った。最後はまくりで迫った原清孝や終始後位を追走していた鈴木達也を振り切って先頭でゴール板を駆け抜けた。

 競輪では追い込みとして奮闘を続けている國廣だが、前回の最終戦では先行して長田龍拳を封じるなど、ピスト6では自力も繰り出しておりまだまだタテ脚は健在だ。

 「ピスト6はとりあえず一回前に出てから考えるようにしている。前回は(長田龍拳の)押さえ方が甘かったし結果的に先行になった。脚を使ってでも位置を取りにいかないとダメだし、その結果悪くても2、3着に入れればいいという考えで走っている」

 レースでは有言実行の走りで、前々からの先行策で見事に押し切った。
 「誰も来なかったら3周駆けるつもりだったけど、北村さんが一車で来ていたので、とりあえず出してすかさず行こうと思った。体勢を崩して後ろに迷惑をかけてしまったことは反省。疲れはあるけどタイムも出ているし状態はいい」

 今シリーズはタイムトライアルでも自己ベストを更新しておりデキは良好。このまま順当に勝ち上がり、初の決勝進出も十分にありそうだ。

髙野航記者

2022年12月12日 13時33分

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