佐藤佑一が初の栄冠に輝く ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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佐藤佑一
表彰台の中央で満面の笑み
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佐藤佑一
15度目の挑戦で初の栄冠に輝く
15度目の挑戦で見事頂点へ

 『PIST6 Championship 2022-23』4th Quarter ラウンド6は、1月8日(日)に最終日が行われた。決勝戦には優勝実績がある中川誠一郎、早坂秀悟の2名と過去に優出経験のある3名、加えて初優出者1名が勝ち進んだ。中川と早坂の一騎打ちムードが漂う中、新春Vをゲットしたのは伏兵の佐藤佑一。15度目の挑戦で初の栄冠に輝いた。

【身上の前々戦で開いた活路】
 決勝戦のスタートポジションは先頭から佐藤佑一-前反祐一郎-竹村勇祐-早坂秀悟-中川誠一郎-神田龍。
 残り3周で後方から神田が上昇すると、早坂秀悟も合わせて上昇してひとまず先頭に立つ。1コーススタートの佐藤は車を下げて神田は残り2周で先頭を奪ったが、内を空けてしまい、そこを早坂が逃さず再度内から盛り返す。主導権を取り返した早坂が先頭で残り1周の合図。大外を中川がまくり上げるも、早坂後位をキープした佐藤が残り半周から先に仕掛けて一気に抜け出した。
 「正直、まだ信じられないです。(1コースだったが)基本いつも通りとにかく前々にいこうと思っていたので、それが上手くいったと思います。早坂君が強いので、早坂君の後ろは死守しようと思った。(最後は)がむしゃらでした。とにかくギアもかかっていたし、早めに踏んでいこうと思っていました。トルクも伝わっていて、押し切れる感触はありました。
(今年は)上出来なスタートを切れたと思う。また表彰台に立てるようにしっかり頑張りたいと思います」
 前々に攻める気持ちが呼び込んだ初の頂点。今後も強気な姿勢を崩さず、PIST6と現行競輪での活躍を期待したい。

 また、今節は経験豊富なベテラン勢が奮闘。2次予選では51歳の内藤宣彦が中川誠一郎を差し、同じく51歳の田中弘章は11回目のPIST6参戦で初勝利を挙げた。最年長58歳の宮倉勇は思い切った先行策を披露するなど、気迫溢れるレースぶりが光った。

本吉慶司記者

2023年1月8日 21時17分

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