混戦突破を目指す

　5月20日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023ラウンド7の1次予選が行われた。3Rには3度目の参戦となる小玉拓真が出走し、残り1周半からのロングスパートを決めて白星スタートを切った。
　
　レースは残り3周でペーサーが退避しても各選手の動きはなく、残り2周で3コースの境啓亨がインを切って先頭に踊り立つ。その動きを追走した小玉はすかさず車を外に持ち出し残り1周半でスパートを開始。そのまま力強く踏み上げると、タイム上位の中野真吾(2着入線失格)や優出実績豊富な長尾拳太を抑えて先頭でゴール線を駆け抜けた。

　「駆けるタイミングは一番良かったと思う。前回のPIST6の最終日でセッティングの感触も良かったし、今回も引き続き感じは良かった。自力も出せているし、ポイントも稼げたので気持ちにも余裕ができた。反省点をあげるなら前の動きにシビアに判断することがもう少し必要だと思う。動けているしナイトもしっかり仕掛けられるように」
　
　初参戦となったPIST6 2023ラウンド1では3連対でいきなり優出を果たし、250バンクへの適性は証明済み。実力伯仲の今シリーズなら一気に表彰台へとジャンプアップもありそうだ。

• 選手詳細データ

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  小玉拓真 選手岡山・98期