畝木聖との若手機動型対決を制す

　5月24日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023ラウンド8の1次予選が行われた。1Rには121期の加藤将武が出走し、巧みな立ち回りからまくって白星スタートを切った。
　
　レースは残り3周でペーサーが退避すると3コースの加藤が先にインを切った。そこをすかさず神開一輝が叩くと、残り2周で畝木聖が最後方から一気にスパートを開始して残り1周半で先頭に躍り出る。加藤は俊敏に畝木にスイッチしそのままの勢いでまくり上げると、直線で畝木を捕らえて先頭でゴール線を駆け抜けた。

　「先に動いて畝木さんのタイミング次第では合わせようと思ったけど、あのタイミングなら出させてからと思った。伸びが足りない感じはするけど、その場に応じて判断はできていると思う。今回は知り合いでいつも競輪にも応援に来てくれる人が来ていたし、勝たなきゃいけないと思った。同期にも負けたくないし、どのレースも負けたくない。今回こそは優勝したい」
　
　予選ではいまだに無敗で、前回のエクストラ ステージ ラウンド6では準Vを飾った。今回は同期で優勝経験ある安倍大成や5Vの実績を誇る伊藤信という強豪が待ち受けるが、持ち前の負けん気の強さで大物食いを果たし初Vを目指す。

• 選手詳細データ

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  加藤将武 選手埼玉・121期