優勝経験者の木村皆斗と藤井昭吾を破る大金星

　2月23日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023 ラウンド39の1次予選が行われた。1Rには優勝経験者の木村皆斗や藤井昭吾が出走し、両者が人気を集めるも、伏兵の相川永伍が豪快なまくりを決めて波乱を演出した。

　レースは残り3周でペーサーが退避すると6コースの藤井がインを切って、追った木村が残り2周で藤井を押えて先行態勢に入る。木村の後位は藤井と外から仕掛けた出口謙一郎で併走になり、相川は3番手で前団の戦況を見極め残り1周からスパートを開始。直線で逃げる木村を捕らえると、そのまま先頭でゴール線を駆け抜けた。

　「出口君が行ったら切り替えようと思ったけど、結果的に前が併走になったので行ける所から外を踏んだ。展開が向きましたね。現行競輪でも感じが良くなってきているし、調子もいいのかもしれない。1次予選で1着を取れたのは初めてだし、気持ちにも余裕ができる。ナイトも最初のレースを走れるので間隔が空きすぎないのもいい。最近はマチュアの若い子たちとも練習しているし、自分も見せるところはしっかり見せていなかいと」

　現行競輪では追い込み型として活躍する相川だが、PIST6では自力も駆使して、随所で波乱を演出している。今節は自身初の1次予選勝利と好スタートを決めて、躍進に北期待ができそうだ。

• 選手詳細データ

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  相川永伍 選手埼玉・95期