弟子と同あっせんの志智俊夫が奮起 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

photo-80763
志智俊夫
新品のヘルメットをアピール
衰えを知らぬ51歳が250バンクで躍動

 4月11日(木)にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2024 4月 第1戦の初日が行われた。3Rには今シリーズ唯一のS級1班・志智俊夫(岐阜・70期)が登場し、残り半周からのまくり追い込みで白星スタートを決めた。

 レースは残り3周でペーサーが退避しても各選手の動きはなく、1コースの志智が徐々にペースを上げる。2コースの河村雅章が残り2周で志智を叩くと、その動きを追った三浦翔大がスパートし両者で踏み合いになる。志智は残り1周で出切った三浦に切り替えると、残り半周辺りからまくり追い込み直線で三浦を捕らえてのまま先頭でゴール線を駆け抜けた。

 「(弟子が先に勝利も)あまり気にしていなかったし、自分のことで精一杯だった。踏み出しは出たし、この感じなら(三浦に)踏み勝てると思った。感じは悪くない。今回は後輪とヘルメットを新しい物に換えてしまったし、その分も稼がないと(笑)」

 過去には準Vを含む4度の表彰台入りと優勝まであと一歩のところに迫っている。今シリーズは弟子の出口謙一郎と初の同あっせんと気合十分で、勢いそのままに大願成就を果たすシーンもあるかもしれない。

髙野航記者

2024年4月11日 15時55分

開催情報

ページトップへ