長身レーサーの吉田晏生が予選初勝利 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

photo-81063
健闘を称え合う123期の2人(左・吉田晏生、右・梶原海斗)
連勝中の梶原海斗を差し切り大金星

 4月16日(火)にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2024 4月 第2戦の初日が行われた。3Rには現行競輪で2場所連続完全V中の梶原海斗(福岡・123期)が出走し人気を集めたが、同期の吉田晏生(埼玉・123期)がゴール寸前で梶原を差し切って金星を挙げた。

 レースは残り3周でペーサーが退避しても各選手の動きはなくペースが緩み、3コースだった野中祐志が先頭の鷲見逸喜を叩く。その動きを追った梶原は残り2周から一気にスパートを開始するも、野中も合わせて両者で踏み合いになる。残り半周では梶原が野中を力でねじ伏せて、最後は梶原を終始追走した吉田がゴール寸前で差し切った。
 「コース的にも(梶原を)追走する作戦で、自分から動くつもりはなかった。(梶原が)ずっと外を踏まされていてきつそうだったけど、出切ったしやっぱり強いなーと思った。自分は余裕があったし、4コーナーぐらいでは差せると思ったけど、思ったよりギリギリだった。自分のはクロモリの方が得意だし、カーボンフレームはパワーが必要になるので苦手。その中で1着を取れたのは大きい」

 近況は前場所の四日市で完全Vを飾るなど好調をキープ。今シリーズもPIST6での予戦初白星を挙げて、勢いそのままに2次予選も連勝を目指す。

髙野航記者

2024年4月16日 15時39分

開催情報

ページトップへ