河端朋之が11度目の完全優勝を達成 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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表彰台の中央で、笑顔でファンの声援に応える河端朋之
果敢に攻めた安倍大成は惜しくも準優勝

 PIST6 2024 8月 第1戦は8月4日(日)に最終日が開催された。
準決勝で43連勝を決めていた河端朋之が不動の中心で、同じく連勝の鈴木浩太や安倍大成が顔を揃えて豪華メンバーの競演。ハイレベルなスピードバトルが繰り広げられる中、安倍大成の仕掛けを追った河端朋之が一気に抜き去り、44連勝で11度目の完全Vを達成した。

決勝戦のスタートポジションは先頭から戸田洋平-小嶋敬二-山賀雅仁-河端朋之-安倍大成-鈴木浩太。1周を経過すると、先頭の戸田洋平は最後方まで位置を下げる。残り3周手前から鈴木浩太が上昇するが、小嶋敬二が突っ張り切って主導権をつかむ。4番手に位置した安倍大成は残り2周過ぎから一気に巻き返すと、残り1周を先頭で通過。安倍大成の仕掛けを冷静に追った河端朋之は残り半周で仕掛けると、安倍大成を瞬く間に抜き去り、先頭でゴール線を駆け抜けた。

「後ろが安倍君だったので、長い距離を踏むと抜かれることも頭にあったので、自分の距離で仕掛けようと思っていました。結果的に後ろから安倍君が仕掛けてくれたので、そこを追いかけていく形になりました。自分は目の前の一戦一戦を集中してやるだけですし、今回も結果を出せて良かったです。今回は追加でしたけど、前回からそのままの感じで入れましたし、状態もキープできていたと思います。次のオールスターまでは時間もありますし、まずはそこに向けて調整したいですね。PIST6は来月も入っているので、また結果を出せるように頑張ります」

PIST6 2024 7月第4戦に続いての完全優勝を飾り、自らの連勝を44まで伸ばすなど不敗神話は継続中。世界を相手に戦ってきたスピードを武器に、これからどこまでこの連勝を伸ばせるかにも目が離せない。また現行競輪では、8月13日から平塚競輪場で開催されるオールスター(G1)を控えており、S班を相手にも大きな爪痕を残してくれるだろう。

及位然斗記者

2024年8月4日 20時18分

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