オールドルーキー・長谷川裕一が1着スタート ~青森競輪場~

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長谷川裕一
単騎でも自力を決意し一撃を狙う
準決は単騎で同期の山口多聞に挑む

 9月15日(木)から青森競輪場でミッドナイト競輪F2シリーズが開催されている。初日のオープニングレースに出場した長谷川裕一(愛知・121期)は力強いホームカマシを放つと援護から差し迫る岡田大門(愛知・87期)を振り切ってデビューしてから初めて予選で白星を挙げた。

 レース後、検車場に引き上げてくると「良かったです。出し切って1着取って勝ち上がれたので」と開口一番、喜びを口した。

 「作戦が前を取って下げていける距離から思い切っていく。それが実現できました」と作戦通りのレースを展開できて満面の笑みを見せた。

 「3.93から3.85にギヤを下げたのは練習で落としてみて回しやすいなと。タイムも良かったですし。駆け出しもうまくいけるような感じで最後はタレ気味になってヤバいなと思ったけど、実力を出せました」とギヤを変更したのも好走した理由のひとつだ。

 「デビューしてから力を出せず別線に翻弄されてダメだったけど、今日のレースは本格デビュー初戦の小松島(予選2着)みたいな感じで自分らしいレースができた」と本格デビュー後は最終日に4勝を挙げていたが、勝ち上がりでの白星がなかっただけにホッとした様子。

 準決勝は(4レース)単騎戦となり「田村君の番手でも良かったんですけど安易すぎるかなと。いずれは番手の勉強もして経験していかないといけないけど、まだ早いなと。しっかりと自力でどこまでやれるかですね」と田村の番手を回る選択肢もあったようだが、自力戦を貫いて同期の山口多聞に挑戦する。

池端航一記者

2022年9月16日 00時31分

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