7月デビューの121期で9人目の達成

　10月27日（木）に奈良競輪場にて行われたモーニング競輪のシリーズ最終日に五十嵐綾（福島・121期）が共に連勝で勝ち上がってきていた同期の藤岡徹也を破り完全優勝。9月函館のミッドナイト、10月平塚のナイター競輪に続き3場所連続での完全優勝を達成した。
　
　正攻法に構えた五十嵐綾は青板バック過ぎに押さえに来た戸塚涼介ラインを受けて3番手をキープしたが、同期の藤岡徹也にフタをされて苦しい展開に。外併走から叩きに動いた藤岡と戸塚の踏み合いは打鐘から最終バックまで長引いてしまう。終始内に包まれてしまっていた五十嵐は最終3コーナーからインへ切り込む。菊谷信一を掬うと藤岡が外帯線を外した一瞬の隙を逃さずに最内を踏み込み直線で突き抜けた。　
　
　在所順位こそ32位であったがアマチュア時代にはインターハイ、国体のポイントレース種目で2位とトラックの中距離で活躍していた。A級2班に昇班後も地脚を生かしたレースで存在感を放つ。