再スタートを切った荒川仁に完全V期待 ~取手競輪場~

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同期の坂田と照井は初対戦になるが力の違いを見せ完全Vを決める
同期を相手にスピードの違いを魅せる

 11月16日(水)から取手競輪場で始まったF2シリーズは、18日(金)に最終日を迎える。

 2日目の5レースを走った荒川仁(千葉・121期)が力強い走りでライン3車でワンツースリーを決めて、無傷で決勝進出を決めた。前回の伊東で特別昇班を狙ったが、正攻法から後方まで下げて届かずの準V。今節は一度リセットしての参戦だった。
 
 2日間を振り返って「準決は自由に走っていいと言われていましたが、今まで先行できていなかったし、リセットした機会なので予選同様に積極的に攻め切った。突っ張るかは相手の動き次第だった」と同期の近藤雄太(岡山)を一旦出させて、中団から早めの巻き返しで圧倒した。

 決勝の相手は同期の照井力斗(岩手)と坂田康季(佐賀)で、どちらとも今回が初対戦になる。荒川の機動力が一枚も二枚も抜けた存在だけに包囲網を敷かれそうで「車番が悪いですね。スタート取る組み立てが多いので、後ろから攻める戦い方は難しい」と話していたが、力の違いを見せ付ける仕掛けで完全Vをつかみ取る。
 
 

永岡孝史記者

2022年11月17日 17時57分

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