悲願の地元完全Vを狙う小坂丈 ~取手競輪場~

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小坂丈
優勝したい気持ちはこの男が一番強い
番手を振り切りたい

 3月9日(木)から取手競輪場で始まったFⅡチャレンジ戦のモーニング開催『オッズパーク杯』は11日(土)に最終日を迎える。
 
 決勝に勝ち上がった新鋭・小坂丈(茨城・121期)が連勝。地元である取手では今回が3回目。1度目は準決5着、2回目は決勝に進出し5着。少しずつだが力を付けてきており、今開催は前検日から「今回こそは地元優勝を」と口にしてきた。

 今開催は連勝で決勝に進出。メンバーが決まると関東勢は3車で結束。番手は茨栃スジの伊藤一貴(栃木・72期)でなく折り合って小川辰徳(埼玉・100期)が回ることになった。
小坂は「小川さんは自分で動けるのに僕を選んでくれた」と感謝の気持ちを述べる。その上で「スタイルを貫きたいし、しっかり行きます。でも地元で勝ちたい。勝ちにいきます。(番手の小川を)振り切りたい」。

 準決は小坂が先行して番手だった高橋京治(埼玉・51期)は援護をしたが4着。小坂は「ブロックしてくれた高橋さんに申し訳ない」と反省する。援護を受けて逃げ切ったからこそ、ラインの大切さを知っただろう。決勝は高本和也(神奈川・121期)と照井力斗(岩手・121期)は単騎戦で、日浦崇道(和歌山・109期)もいて展開は目まぐるしくなりそう。それでも先行して逃げ切り地元Vを決めれば最高のシナリオだ。

木村貴宏記者

2023年3月10日 15時50分

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