加藤将武が特別昇班を決めた ~大宮競輪場~

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スピード&パワーに勝負強さありと三拍子そろう若手
ホームバンクの特性を生かして強襲

 3月24日(金)から大宮競輪で行われていたモーニング7は26日(日)が最終日。7レースの決勝に出走した加藤将武(埼玉・121期)がホームから先にまくり上げた松本秀之慎(熊本・121期)を追っていき、3コーナーから力強くまくって1着をゲット。今回の優勝で加藤は、2月取手と3月松戸に続いての3場所連続での完全Vを達成し特別昇班を果たした。

 レースは加藤将武(埼玉)が車番を生かし正攻法に構え、佐藤謙(栃木)-伊藤一貴(栃木)が続く。中団には松本秀之慎(熊本)-片折勇輝(福岡)となり森本桂太郎(愛媛)-川本琢也(岡山)は後ろ攻めとなった。先に仕掛けた森本は一度突っ張られる流れで下げたが、打鐘4コーナーからカマシを決めて主導権を握った。加藤は出させて中団を確保したが、すかさず松本がロングスパートで森本をのみ込んだが番手を回っていた片折が離れた。それを見逃さなかった加藤が切り替える流れから3コーナーでまくりを繰り出し、ゴールまで力強く踏み切った。

 加藤は昨年11月の当所で特別昇班に失敗していただけに、今度こその気持ちは強かった。前回の高知で松本の特班を阻止した森本と強力な同期を下しての特班は自信になったはず。今後は1、2班戦にステージを移すことになるが活躍は十分に期待できそうだ。

永岡孝史記者

2023年3月26日 16時35分

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