熊崎麻人がメインレースを制して白星発進 ~宇都宮競輪場~
優勝候補の荒川達郎を差し切る
4月30日(日)から宇都宮競輪場でナイターF2シリーズ「ルーキーシリーズ2023」が開催されている。メインレースには123期のナンバーワンである荒川達郎が出場。レースでも難なく勝ち切って人気に応えると思われたが、荒川の番手を回った熊崎麻人が差し切り金星を挙げた。
「養成所の時も1着を取れなかったし、荒川君のおかげです。先輩でもないのに番手を回らせてもらったし、早く(抜きに)行き過ぎて失敗するのだけは避けようと思った。差し切れるかはわからなかったけど目一杯踏んだ。周りの皆が強すぎて、何とも言えないけど自分の中では調子も良くなってきている。初日も太田(真一)さんのアドバイスをもらって荒川君の番手を回って結果が出たし、普段からグループ練習もびしばしやってもらっている。先輩方たちのおかげです」
すんなりの展開ではあったが、今シリーズの優勝候補である荒川を差し切ったのは価値あるもの。2日目は自力戦で活路を見出し連勝を狙う。