誰にでもVチャンスがある

　福井競輪場を舞台に、『ルーキーシリーズ2023』の最終戦が行われる。今節は在所1位で卒記チャンプの荒川達郎が不在ということもあり、V争いは混とんを極める。特に初日12Rはメンバー表を目にした誰もが「激戦」と口にしたほど。見応えたっぷりの一戦となりそうだ。

　地元の竹澤雅也（福井・123期）は前回の四日市をオール2着でまとめて準V。今節は初勝利を狙って参戦だ。
　「四日市は、着も内容も良かったと思うけど、1着が取れなかった。反省点も多かったですね。特に初日はまくり切ったのに差されての2着だったんで、押し切れるようにならないと。地元ですし、初勝利をしたいです。でも、師匠の高間（悠平）さんには気負い過ぎずに、リラックスして走ってこいと言われました」

　尾方祐仁（岐阜・123期）は新ダービー王となった山口拳矢に憧れて髪を金色に染めたと言う。四日市では優出を逃したが、スピードあるまくりは目を引いた。
　「（山口）拳矢さんの活躍はめちゃめちゃ刺激になってます。練習を一緒にやらせてもらうこともあるし、あそこまで追いつけたらなって思って頑張ってますけど、やっぱめちゃくちゃ強い。ルーキーシリーズはみんなまくりを狙っているけど、その中で位置を取って、脚で勝ちたいと思います」

　ゴールデンキャップを獲得した保田浩輔や、在所7位の西田優大らもいて誰が勝ってもおかしくない一戦。それだけに、車券を的中させた時の喜びもひとしおなのでは？

• 選手詳細データ

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  竹澤雅也 選手福井・123期