助川翔太郎の課題は持久力 ~取手競輪場~

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助川翔太郎
スタートはまだ始まったばかりで今は着実に力を付けていく
練習環境は抜群だ

 明日9日から取手競輪場ではモーニング開催が行われます。ここでは、サラリーマンを経て競輪選手となった助川翔太郎(埼玉・123期)を取り上げたい。

 助川は川越工業高校出身。川越工業高校といえば平原康多(87期)、太田真一(75期)、宿口陽一(91期)だけでなく、ガールズでも細田愛未(108期)、飯田風音(120期)らが活躍しており名門だ。
助川は高校を卒業すると就職の道へ。「スマートフォンの液晶を作っている会社に5年間いました」。しかし、自身には物足りなかったのかもしれない。
「高校で自転車競技をやっていました。でも後輩たちがプロの選手になって活躍して輝いているのを見たら…」。そこで刺激が入り自身もプロを目指した。

 自身で勝ち取った念願の競輪選手。しかし、そう甘くはなかった。「同期に後れを取っている。先行で勝てていない。持久力を付けたいです」。
そんな助川を支えているのは師匠の飯田威文(67期)と練習環境だろう。「飯田さんには『とにかく次につながるレースをしろ』と言ってもらっています」。
飯田一門は人数が多く、練習環境は抜群だ。助川も「環境に恵まれています」と感謝を口にする。今開催も練習仲間である相川巧(98期)と同配分で兄弟子から得るものは大きいだろう。
確かにスタートは後れを取ったかもしれない。しかし、着実に力を付けていけば焦りを感じていた同期への遅れも取り戻せるはずだ。

木村貴宏記者

2023年11月8日 18時49分

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