見事な逃走劇を見せた佐藤乃愛 ~立川競輪場~

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佐藤乃愛
前回初勝利の勢いに乗り、今回は本デビュー後初の決勝進出を狙う
本デビュー後初の決勝進出を狙う

 立川競輪場では4日からFⅡ開催が行われている。初日の第6レースでは新人のガールズ・佐藤乃愛(北海道・126期)が2着に逃げ粘って好走した。

 佐藤は初周は前受け。打鐘で後位にいた藤原春陽(徳島・122期)が後ろを見ながら警戒していると徐々に車間が空く。佐藤が打鐘4角から勝負に出た。思い切って先行したのだ。
「車間が空いていたので迷っていたけど、天の声が聞こえてきて行くかと」。車間はグングンと開き、最後は尾方真生(福岡・118期)のまくりに屈してしまったが2着に逃げ粘り堂々の結果だろう。
「先行しても最後は他の人がごちゃっとくると思っていた。でも(2着だったので)自信になりました」。

 「初日はギアを一枚落として踏めたけど、(先行する競走でなく)マークする競走の場合はどうなるか」と少し考え込む。しかし、予選1での2着は大きなアドバンテージ。
前回高知の最終日に初勝利を決めたが、今度は本デビュー後で初の決勝進出が見えてきた。
「2日目も頑張れば。前からの組み立ての方がいいかも。余計なことを考えなくていいので」。予選2も思い切った競走が見られるかもしれない佐藤乃愛の動きに注目したい。

木村貴宏記者

2024年8月4日 19時00分

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