岩元叶馬は川崎バンクに好印象 ~川崎競輪~

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岩元叶馬
決勝も全力を出し切る構え
養成所では先行にこだわる

 川崎競輪F2は、8月12日(月)に最終日が行われる。チャレンジ決勝11レースには、125期の新人3名が顔をそろえたが、中でも岩元叶馬(125期・富山)のデキが良さそうだ。

 初日は突っ張って逃げ切ったものの、準決はカマシで3着。反省点はあるものの、レース内容は今回参加している同期のなかで一番良い。

 「準決は、想定通りの展開だった。突っ張られると思ってたし、そうなったら引いてすぐカマそうと思ってた。その通りになったけど、ちょっと前と車間を空けすぎましたね。あれがなければ、もっと脚を使わずに出切れていた」

 養成所でトップスリーの先行回数を誇る岩元は、本格デビュー後も積極的な競走が目立つ。直線が長い川崎バンクは、先行屋にとっては苦しいバンクだが「走りやすい」と笑顔で話した。

 「養成所の時は先行にこだわってたけど、今は展開を無視して無理やり先行するつもりはないです。でも、力を出し切ることは心がけているんで、仕掛け所は逃さないようにしています。川崎は自分に向いているかも。重いバンクは好きだし、直線が短く感じる」

 決勝も、同期の出方を見極めて積極的に攻め切れば、優勝のチャンスは十分ある。

熊谷洋祐記者

2024年8月11日 21時52分

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