小山峻汰が青森初登場で「空気が軽い!」 ~青森競輪~

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小山峻汰
底抜けに明るい熊本のニューフェイス
乗り込みの成果が出た

 青森競輪ミッドナイトF2チャレンジは、9月15日(日)に初日が行われた。3レースは、小山峻汰(熊本・125期)が内から先行策に出て、ラインワンツーを決めた。

 周回中に中団に構えた小山は、赤板過ぎに内で併走になる形に。包まれて終わってしまうケースが新人は多いが、小山は違った。空いた内に活路を見出すと、打鐘前に猛烈にダッシュして窮地を脱出。主導権を取り切り、最後はラインの竹内真一に交わされたものの、2着に粘って九州ワンツーを決めた。

 「初手の中団は全く考えてなくて。結構焦ったけど、こりゃ自分で作戦を考えないとと思った。一瞬中団で勝負しようかと思ったけど、空いたんで内から行きました。ライン3車だったら、3番手の人が閉められてたかもしれないけど、2車だったんで、出切れるように思いっきり踏みました。最後に差されたのは悔しいけど、竹内さんは脚があるんで。直前の練習で、師匠の合志(正臣)さん一門で、阿蘇山に乗り込みに行ったんですよ。80キロくらいかな。めちゃくちゃきつかった。それの成果が出たかもしれません」

 一瞬のひらめきでレースを支配。検車場に引き上げてくると、生き生きとした表情で、初出走だった当所の印象を語った。

 「めちゃくちゃ良かったっす。空気が軽い!涼しいし、走りやすかったですね。バンク自体も軽かったです」

 縄文バンクに好感触をつかんだ125期の元気印が、勢いづいていきそうだ。

熊谷洋祐記者

2024年9月16日 00時47分

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