小川三士郎が特別昇班を達成 ~防府競輪場~

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小川三士郎
昇班後の活躍が楽しみな好素材
同期対決を制して9連勝を飾る

 2月20日に開催最終日が行われた防府FIIモーニングの10レース・チャレンジ決勝に出走した小川三士郎(徳島・125期)が、好位確保から力強いまくりを決めて優勝を飾った。この優勝で小川は2月大垣FII、熊本FIIモーニングに続き3場所連続での完全優勝を達成し、A級2班への特別昇班を決めた。

 決勝戦は、青板周回のバックで志田愛希飛(富山・125期)が切り、そこをすかさず西岡利起(奈良・125期)、中西勇(福岡・125期)が順に叩く。小川は中西が動いたを見て前へと踏み上げると、打鐘手前で西岡が合わせて動いて中西を叩きにいくが、中西が突っ張って応戦。小川は2センター付近で中西後位に入り、浮いた西岡をけん制しながら2コーナーでまくりを開始し、3コーナーで中西をとらえる。後方から脚を溜めていた志田が勢いよくまくるも、小川が振り切って1着でゴールした。

 父は3度のGII制覇がある圭二(徳島・68期)で、兄の丈太(徳島・111期)、弟の将二郎(徳島・121期)に続き125期生としてデビュー。養成所での在所順位は26位であったが、本格デビュー初戦の7月高知で完全優勝を果たすなどデビュー当時から注目度も高かった。また養成所の競走訓練から先行意欲が高く、昇班後もその先行力を武器に白星を量産していきそうだ。

中田真弘記者

2025年2月20日 13時45分

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