巻き返しを図る原田峻治 ~川崎競輪場~

準決は力を出し切りたい
川崎競輪場はチャレンジ戦でのミッドナイト開催が4日から始まり、4日は悪天候のために中止・順延。5日に初日の競走が行われた。
第6レースでは清水健次(東京・113期)に叩かれた原田峻治(山口・125期)がまくり返したが、望月裕一郎(静岡・65期)が切り替えて強襲。原田は2着だった。
当然、人気は原田に集中していたので、原田の表情は良くない。「詰まっていたから、後ろの事も考えて行ったが、(清水に)1コーナーで合わされて中途半端なまくりになってしまった。(清水を)出させてからでも巻き返せると思ったのですが」。
悪天候の影響も大きく、指定練習では選手がバンクで走れない。川崎が初の原田にとってはバンクの特徴もつかめない。大きな痛手だ。
「ローラーしか乗っていないけど、それは言い訳になるので」と冷静に答えた。
師匠はGⅠ覇者の清水裕友(山口・105期)で、社会人の経験がある原田は遅いデビューで清水とは中学校の同級生だ。
「(同級生だけど)最初は敬語でした。10年選手ですし、レースに対し指導もしてくれる。リスペクトしかないです」。
準決勝に関してはどうだろう。「川崎に関して悪いイメージが付いてしまった。でも試走できれば。準決は力を出し切りたいです」。
話すにつれて最後は少し気を取り直した感じにも見えた。原田の巻き返しに期待したい。
2025年3月6日 07時30分
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選手詳細データ
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原田峻治 選手山口・125期