男女共に初優勝をゲット ~四日市競輪~

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丸山留依
圧巻のスピードを披露した
男女共に高卒組の19歳が優勝

 ルーキーシリーズ2025in四日市は、5月25日(日)に最終日が行われた。誰が勝っても初優勝の争いを制したのは、男子は丸山留依(静岡)、女子は北岡マリア(石川)だった。

 男子は、傑出者不在の激戦だったが、第一回のトーナメントを制している丸山が、持ち前のスピードを爆発させて初優勝をつかんだ。

 「残り1周で動きがなければ自分で駆けるつもりだったけど、(安達)光伸さんは仕掛ける雰囲気が出ていた。そこを追っていって、自分のタイミングで仕掛けようと思いました。自分の感覚でいけると思ったところからまくって、なんとかでしたね。バックの直線で力み過ぎてしまって、前輪がグネグネしていたし、野中さんも、猿樂さんも内から伸びてきていたんで、勝てる確信はなかったです。でも、最後までしっかり踏み切れて1着だったので良かったです」

 女子は、北岡と、岡田優歩の連勝対決に注目が集まった。勝ったのは、こちらも第一回トーナメント覇者の北岡だった。前々から完璧なレース運びを見せて、ルーキーシリーズ最終戦で嬉しい初優勝を手にした。

 「岡田さんも、そんなに長い距離の仕掛けはしてこないだろうなって思ってました。岡田さんの位置も確認できていましたし、来たところで一緒に踏もうと思ってました。あそこで合わせ切っちゃうと、自分は持久力がないし、ゴール線を1着で通るのは難しいと思ったので、落ち着いて番手に飛び付きました。齊藤さんが来てるのは正直見えてなかったんですけど、岡田さんも踏み直している感じがあったし、落ち着いていけば4コーナーからの追い風に乗ってとらえられると思った。緊張せずに走れましたし、今までの失敗を生かして勝つことができました」

 次のルーキーシリーズは、6月4日から6日の玉野ミッドナイトを予定している。

熊谷洋祐記者

2025年5月25日 23時18分

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