打鐘から仕掛けて逃げ切り勝ち

　ルーキーシリーズ2025in玉野は、6月4日（水）に初日が行われた。8レースは、上杉有弘（福井）が打鐘から動いて圧巻の逃げ切り勝ちを収めた。

　全員が単騎戦のアドバンスルールでは、力の差があるか、よほどいいタイミングでカマさない限り、逃げ切りはなかなか見られない。上杉は、押さえ先行で同期の反撃を全て合わせ切り、自らの力だけで逃げ切り勝ちを収めた。会心のレースを、やや興奮気味に振り返った。

　「先行はしたいと思ってました。ただ、逃げ切れるとは。先輩から教わったペダリングを生かして走れました。脚を使わずにペースを上げるようなペダリングで、それを生かして合わせられた。緊張はしたけど、一走したので明日（2日目）は大丈夫だと思います。先輩方との練習が生きました」

　師匠である脇本雄太のもとで、兄の嘉槻らとともに励んだトレーニングが、結果に結びついた。この勢いのままに、2日目は6レースで、決勝進出を狙う。

• 選手詳細データ

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  上杉有弘 選手福井・127期