中石湊が2度目のS級Vへ ~京王閣競輪場~

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九州勢を背にV獲りへ(左・松岡貴久、中・中石湊、右・久島尚樹)
関東勢は4車が結束して中石を迎え撃つ

 9月11日に京王閣競輪場でFIナイターシリーズの2日目が開催された。11RのS級準決勝には北日本のホープ・中石湊(北海道・125期)が登場。断然人気となっていたが、久島尚樹の直線強襲劇をくらい悔しい2着。それでも最低ノルマである決勝への切符はつかみ取った。

 「小畑(勝広)さんも気持ちが強いので、(踏み合いになる)予想はしていた。7番車からSを取りにいったし、意地でも引きたくなかった。今までも何回か踏み合いになるレースはあったけど、自分のペースでは踏めていた。でも脚を溜めている人がいたら、行かれそうな感じもあった」

 決勝は関東勢が4車結束。菊池岳仁-堀江省吾と自力型が並ぶ布陣となるが「A級の時に2段駆けにやられて18連勝できなかった。その悔しかった思いが今もあるので、しっかり打ち破りたい」とやる気は満々。中石には松岡貴久と久島尚樹の九州勢が加勢し2分戦。「ここで勝てないと次の世界選手権でも通用しないので、優勝したい」と大舞台へ弾みをつけるべく、結果追求の仕掛けで優勝をつかみ取る。

髙野航記者

2025年9月11日 21時59分

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