北井佑季がS級復帰戦を快勝 ~取手競輪場~

初日一番時計のまくりで快勝「いい感じで行けました」
取手競輪場で14日、F1が開幕した。今シリーズはS級、ガールズケイリン、A級の3本立て。S級2班に特別昇級した北井佑季(神奈川・119期)は初日9Rに登場し、2角3番手まくりで快勝。力の違いを見せつけた。
A級からはい上がってきた36歳が、冷静沈着な一撃を決めた。
「1年間レースを走れないなかで、見て学ぶことしかできなかった。見て学べた分、落ち着いて走れました」
前受けから一度突っ張った北井は、そのまま強引に駆けなかった。菅野航基を出して3番手。真鍋智寛が6番手で構えたこともあり、3番手でじっくり脚をためて2角から豪快発進。車はグイグイ加速して、マークした松坂洋平とワンツーフィニッシュに持ち込んだ。上がり11秒3は初日の一番時計だ。
「相手のタイミングとスピードを見て組み立てた。終始、重たい感じはなかったですね。もう一個早く仕掛けられれば良かったけど、3人で出られるタイミングで行った。突っ張って3番手に入ってからはサラ脚だったし、いい感じで行けました」
番手を回った松坂とは練習仲間。信頼関係があったからこそ、安心してレースを進められたという。「松坂さんは選手になる前からお世話になっていた。いつも一緒に練習して信頼していたので、思い切って走れました」と、しみじみ振り返った。
ドーピング違反により約1年間の出場停止処分を受け、今年1月から復帰。A級から再スタートを切り今シリーズから舞台がS級に戻ったが、ライバルたちとスピードバトルを繰り広げ、生き生きとした表情に見える。S級復帰シリーズを優勝で飾れるか。準決勝の走りにも注目したい。

小野祐一記者
選手詳細データ
北井佑季 選手 神奈川・119期

















