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2026年5月4日 19時0分

第80回日本選手権競輪 古性優作がゴールデンレーサー賞を制す ~平塚競輪場~

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古性優作
ゴールデンレーサー賞を制して準決勝に臨む
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郡司と吉田の間をすり抜けてゴール線へ

最後方から見事なコース取りで圧巻の強襲劇

 5月4日に平塚競輪場で第80回日本選手権競輪のシリーズ4日目が行われた。この日のメインレース『ゴールデンレーサー賞』は地元の絶対的なエース郡司浩平が人気に推されていたが、単騎で挑んだ古性優作(100期・大阪)が最終バック最後方の位置から俊敏なコース取りで、前団にいた選手たちを抜き去った。

 後ろ攻めとなった吉田拓矢が赤板手前から上昇していき、誘導員を降ろして先頭に立ったが、単騎の山口拳矢が吉田を叩いて待つ形に。そこをすかさず深谷知広が叩いて主導権取り。最後方となった古性が判断良く追い上げていき、5番手の位置を確保する。8番手に置かれた清水裕友は打鐘過ぎの2センター付近から意地の巻き返しに出たが、2番手の郡司の位置までは迫ることはできずに勢いは止まってしまう。さらにその上をまくり上げた吉田であったが、郡司が大きくブロックして直線を迎える。古性は山口と清水の内から切り込むと、直線で肩を並べていた郡司と吉田の間を割って突き抜けた。

「(周回中から)想定外でした。自分のプランにはなかったです。決勝では、あの組み立ては通用しない。決勝だったら郡司が優勝している展開ですから。展開が向いただけで、それで勝っただけです。外を踏む気しかなかったんですけど、タイミングが重なって(最終2コーナー付近で山口)拳矢の内に差してしまった。そこからなかなか車輪が抜けず、ヤバい、ヤバいって感じでした。(最終)バックでは外を踏みたかったんで、バックを踏んで早く行きたかったんですけど、車輪がなかなか抜けなかったんで、そのまま行っちゃえって3コーナーでいっただけです。自分が外を踏んでっていうレースは、脚力がないので厳しい。そういう意味でも、しっかりとやらないといけない。今日みたいなレースは、100回やれば100回できる。自分が高い意識をもってやっていかないと。体調も自転車もまあまあいい感じだと思うので、(5日目以降に)疲労を残さないように」

 調子が上がってきているからこそタテ脚での勝負を望んでいた古性は、ゴールデンレーサー賞の走りには満足していない。日本選手権競輪が「最も欲しいタイトル」であるからこそ高い意識をもってレースに臨み、自分自身が納得できる走りができるように準備は怠っていない。準決勝は寺崎浩平の番手回りとなったが、輪界屈指のハンドル捌きを披露してともに決勝進出を目指す。

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細川和輝記者

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