ガールズ連勝対決! ~取手競輪場~

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奥井迪
勝負所を見極めて豪快な一撃を狙う
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尾崎睦
今節は強気なスタイルで逃げ切り連発
完全Vを手にするのは果たして

 取手競輪ガールズF2は18日(金)に最終日を迎える。ガールズ決勝9Rは、奥井迪(東京・106期)と尾崎睦(神奈川・108期)の連勝対決が注目を集める。

 奥井は初日はまくり、2日目は逃げ切りで連勝。流行の東京オリンピック仕様の新車も馴染んでいるようで、好感触を口にした。「新車はやっぱりいいですね。乗りこなせないとかっていう話も聞くけど、自分には合っていると思います。それに、(児玉)碧衣ちゃんは乗りこなしているし、(小林)優香だってずっと乗っているわけですからね。結局強い人は何に乗っても強い。私は、自転車というよりも乗り方の問題ですね。2日目も4コーナーまでは良いイメージで踏めていたんですけど、直線では力が伝わっていない感じがした。そこは踏み方とか、体の使い方なので。あとは自力のタイミング。まくりでも、先行でもペースで踏み上げる意識。そういう所ですね」。そして決勝に話が及ぶと「決勝でも相手は関係なく、自分のレースをしたい」といつもの奥井らしくスタイルを貫き通すのかと思いきや「いや、やっぱりそれじゃ駄目ですよね。そんなんじゃ決勝は勝てない。相手の事をしっかり考えて、レースの流れを見て走ります」と訂正した。持ち味のパワフルな走りに組み立ての巧さが加われば、今年7度目のVに手が届くはずだ。

 対する尾崎は逃げ切り連発。前検日には「来年は平塚で(ガールズケイリン)グランプリがある。そこに向けて、そこに出る為に一個一個しっかりと。攻めるレースをしていきたい」と話していた通りに、強気な走りを見せつけている。「積極的に行こうと決めていました。前回よりも軽く感じましたね。連日長い距離を踏んでいるので正直言って体はキツい。でも、2走とも最後は抜かれたと思ったら押し切れている。勝てているので(調子は)いいんだと思います」と、レースを振り返っており、好調さは誰の目にも明らかだ。

 今年のガールズグランプリの出場は叶わなかった二人だが、ガールズケイリン界を牽引している存在であることは間違いない。火花散らす両者の争いは必見だ。

熊谷洋祐記者

2021年12月17日 17時58分

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