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2018年12月20日

加藤慎が引退会見

 加藤慎平(81期・岐阜)が、選手生活20年を区切りとして12月6日に引退を表明。その引退記者会見が12日、東京都板橋区にある日本競輪選手会で行なわれた。98年8月にデビューした加藤は、翌年にはS級へ昇級。以来、トップ選手として活躍し、競輪祭新人王(00年小倉)、全日本選抜競輪(05年岸和田)、KEIRINグランプリ2015(平塚)、東西王座戦競輪(09年高松)とGP、GⅠ、GⅡを4勝した。全日本選抜、KEIRINグランプリを立て続けに優勝した時は1年間で約1億3000万円の賞金を獲得したことが話題になった。その後も立て続けの落車禍に襲われながらも中部を代表する追い込み選手としてタフに戦い続け、新設されたS級S班にも10年、11年に在籍している。しかし、10年共同通信社杯秋本番(奈良)で重度の腰痛に襲われ、その後は腰痛との戦いが続いた。まとまった練習をすると腰痛を発症するような厳しい状況の中で、近年はまともに走れることも少なく、19年前期には99年以来のA級陥落が決まっていた。近年はアイドルグループ「SKE48」のファンとして名を聞くことが多く、ユニークな活動を通して“競輪”をアピールしてきた加藤。11月には、夢であったパーソナルトレーニングジム「テイクアクションラボ」をオープンさせたが、今後の予定については、現時点では未定。通算成績は、1326戦で339勝、2着193回、3着148回だった。

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