青野将大選手神奈川Ｓ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　学生時代には自転車競技のトラック中長距離種目で活躍。輝かしい成績を収めた。大学卒業後は銀行員として社会人の道を歩むが、長年続けてきた自転車への気持ちが忘れられずに競輪界へ飛び込んだ。
　「自分は中長距離の選手だったし、大学を卒業した時は競輪選手になるという選択肢はまったくなかった。でも１年間社会人を経験して、昔からやっていた自転車を仕事にしたいと思って、競輪選手になることを決めた」
　養成所には一発で合格。一昨年にデビューを果たしてからは目覚ましい活躍を遂げて１年も経たないうちにＳ級へ特別昇級を果たした。
　「チャレンジと（Ａ級）１、２班戦は結果としてすんなり勝てたけど、力で勝ったというよりいろいろなことがかみ合って勝てた感じで、そこまでの手応えはなかった」
　順風満帆なスタートを切った青野将大だが、昨年の２月にＳ級へ昇級してからは壁に突き当たった。
　「地脚型で元々タイムが出るようなタイプじゃなかったし、自分の脚質を生かすためにもなるべくレースをかき乱して持久戦に持ち込むようにしていた。けど、Ｓ級はスピードが違った。先行よりもまくりが得意なので、今は苦手なところを克服するためにも積極的に走るようにしている」
　思うような結果を残せずもどかしい日々を過ごしていた。だが、今年の７月京王閣での落車をきっかけにして成績が上向き始める。
　「落車をしたことで長期間の休みをとれた。今まで競走の間隔が詰まっていたししっかり練習をできていなかった。これを機に怪我を治しつつ、集中して練習できたことで最近は成績が上向いている」
　今後の目標や方向性については「周りには郡司浩平さんや松井宏佑さんといった超一流の選手たちがいて環境には恵まれているし、師匠（小原太樹）の活躍もすごく刺激になっている。自分は小さいころから自転車を始めているし、高校ぐらいから始めた人に比べて伸び代は少ないと思うので走り方を工夫していきたい。目の前のレースに集中して、負け戦だとしても精一杯走るだけ」
　ポテンシャルは非凡なものを秘めており、学生時代の実績を考慮すればまだまだ上を目指せる逸材。弱点を克服して、もう一段階上のステージに上がれば見えてくる景色も違うはずだ。

2022年12月6日更新

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