18JPFドームのフィーリング the future of CHIBA KEIRIN
南関の地区プロ自転車競技大会では、スプリント種目を11年から7連覇、ケイリン種目に転向した翌18年からは昨年まで3連覇中(今年はまだ地区プロが行われていない)。競輪はもちろんのこと、競技にも精通している根田が、先の高松宮記念杯シリーズで取材に答えてくれた。
―すでに「千葉JPFドーム」(以下、千葉)での練習を始めていると聞きましたが
先月の下旬くらいからですかね、自分はもう4回くらいはやっていると思います。
―テストランなどを含めて、静岡県伊豆市にある日本競輪選手養成所の「JKA250」などを走った経験もある根田選手がもった千葉の感想は
(バンクで使われている)板の素材はJKA250と同じ素材を使っているみたいですけど、千葉の方が滑りづらいし、全然走りやすいと思います。バンクの傾斜(カント)もJKAよりもあるみたいですけど、250にしてはマイルドに感じます。でも、マイルドって言っても250ですから。そこら辺は慣れが必要になってくるのは当然ですけどね
―その“慣れ”という点ですが、すでに多くの選手が講習を受けてライセンスの取得に至っています
これは個人的な感想ですが、やはり講習だけじゃ足りないというのがあります。逆に言うと新人の選手(119期以降は、養成所卒業時にすでにライセンスを取得している)は、養成所でやっているから、駆け方がすごくうまい。そこはすごい差があります。自分たちの方が怖がっている感じがあって、新人選手たちがうらやましいですよ(笑)。ただ、(10月から開催が始まり)開催を追うごとにみんなのレベルが上がって、どんどんその慣れのようなものの差が詰まってくると思います。とくに追い込み選手は自転車を操るセンスもありますからね。
―千葉での競走、トレーニングが、現在の競輪にも効果をもたらす可能性は
自分が練習をしていても、いまナショナルチームが活躍している理由がすごくわかります。いまは競輪自体がトップスピードがないとダメ。タテ脚がないと話にならない。そういう意味では、ここで練習すればトップスピードも上がってくる。自分にとってもすごく楽しみですし、(250競輪は)いろいろな可能性を秘めていると思います。
(最終更新 2021.6.23)
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競技でも“トップランナー”の根田空史