武田豊がパーフェクトV
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- 的中率
- 22%
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- 回収率
- 98%
竹内記者
唯一無二の主役を堂々と演じ切っている3武田武田。他を寄せつけない圧巻のまくり3連発は、まさに鬼神の如き迫力。直前の鹿児島での合宿で自らをストイックに追い込んできた成果を遺憾なく発揮している。
準決での上がりタイム14秒1を知ると、その鬼神のような表情も自然と和んだ。
「14秒1、すごいね。俺の中では14秒8くらいだと思っていた。いいねぇ」
自信を深めた3武田武田。再度、後輩7芦澤芦澤との水入らずのタッグに注目が集まったが、4武井武井が番手を表明した。後ろが競りとなって一転、暗雲漂うかに思われたが3武田武田は、器の大きさで競りの4武井武井にまで敬意を表する。
「競りですか? 僕の番手を選んでくれたことは光栄です。競りだからって嫌な感じはない。自力選手としてはうれしい。だから、それに応えなきゃいけないですよね」
後続の競りをマイナスにとらえていない3武田武田。それだけのデキにあることは想像に難くない。ここも5脇本脇本を射程圏に置いて、今シリーズ4発目のまくりで別線を飲み込む。
7芦澤芦澤との壮絶な競り合いを挑む、4武井武井はこう打ち明ける。
「これまで南関の先輩とかと話してきたけど、関東3番手では納得はされないですよね。そういう風に教えてもらった。脇本君もいるけど優勝に一番近いのは武田さんの番手。今後のためにもそこに行かせてもらいます」と腹を固める。
3武田武田の番手は絶対に譲れない7芦澤芦澤との競りは長引きそうで、3武田武田の相手は別線から入る。