南関両者のマッチレース

　8矢田矢田、同期の7岡崎岡崎との３分戦。バック数ではほぼ互角も、人気は必至の3松谷松谷は厳しい表情で初日のメンバーをにらんで、口を開く。
　「（岡崎は）点数以上に強い。矢田さんもいるし、ここは結構いいメンバーですよね」
　５月大宮の決勝で２度目の対戦となった岡崎に警戒を強める3松谷松谷。
　「（岡崎が）先行して引けない時は、粘るしかないです。矢田さんのところで粘っても、岡崎君にはまくられてしまうし。粘らなきゃいけないのは岡崎君だけですかね」
　一介の先行選手ではないことは１、２次予選を連勝した武雄記念で証明済み。奥の手で3松谷松谷にイン粘りや飛び付きがあれば、マークする9丸山丸山がハグれる可能性も。3松谷松谷と初連係となる9丸山丸山は、その点も承知の上でこう答える。
　「うん、松谷君はいろいろできますね。強いのはよく知っているし。うまく誘導できるように。海老根恵太君の３番手とかは、さすがに自信がないけど。（松谷に）付いていくのは問題ないでしょう」と、自信をのぞかせる。
　人気サイドでの決着。むしろ妙味はタテ切れる9丸山丸山の交わしだろう。