武田が平原の地元Ｖをエスコート

　初日特選ではワンツー、別線だった２日目優秀ではアクシデントに見舞われた1平原平原、3武田武田が、今シリーズ３度目のセット。
　「関東に追い込み選手がいるんだし、別々でやっても。これがまた決勝とかだったらべつですよ」と、２日目の別線の経緯を打ち明けた3武田武田の言葉が通り、ファイナルは関東４車で連係の運びとなった。
　「（自分は）どっちでもいい。前でも（平原の）後ろでも」と、最終決定権を地元の1平原平原に委ねた3武田武田。１分にも満たないシンプルな作戦会議を終えて、3武田武田が続ける。
　「俺が前で。（平原は）地元だしチャンスある位置でって」と、納得の自力勝負。
　一方、２日目優秀の接触で左手に傷を負った1平原平原は、地元記念への並々ならぬ想いでこう言う。
　「（準決は）コケてもいいやと思って走った。それが勝負だし。指のテーピングも剥がして、気合いでした」
　クールな1平原平原には珍しくメンタルな部分を全面に押し出す気合のファイナル。地元は譲れない1平原平原が３度目の西武園記念制覇で、バンクを華麗に舞う。
　人気は3武田武田とのワンツーだが、3武田武田が南関ラインつぶしに脚力をロスすれば5宗景宗景や、2吉本吉本が相手には妙味だろう。