新スタイル見出した村上義が復活
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- 的中率
- 22%
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- 回収率
- 98%
竹内記者
自動番組、1着権利の一発勝負と4日制以上のビッグとは異なる条件が、醸し出した「真夏の夜の祭典」。ファイナルの9選手に名を連ねたのは、深谷知広、武田豊樹に五輪帰りの渡邉一成も加わり通常のビッグにも引けを取らない好メンバー。先のG1、寛仁親王牌では村上義弘を抜いて3人を決勝へと送り込んだ京都勢が、今シリーズも同様に3人優出。ただ、前回のG1と違うのは2村上村上がその輪の中にいること。
高松宮記念杯での落車で計り知れないダメージを受け、苦肉の策で“ニュー村上”を今シリーズに投入した。
「フォームとセッティングを負担のかからないようにした。競輪は待ってくれないし、やるしかないんで。なんでも方法はひとつじゃなから」
フォームとセッティングを変更する英断で、初日はファンの期待に応え喝采を浴びた。
「踏み方がレースになると以前のクセがでている。その辺は微調整をしていかないと」
まだまだ納得のいく走りではないが、なのよりファンに求められていた結果を出したのは大きい。
ここは同じバンクで汗を流す前の2人が、2村上村上に絶好のお膳立てをととのえる。寛仁親王牌は2段駆けを実行しながらV逸に終わった京都勢が、2村上村上を3番手に置いて同じ轍は踏めない。