混戦の準決勝を勝ち抜いた好メンバーが顔を揃えた。戦歴優る3稲垣稲垣や絆固い福井コンビ、好調な北日本勢とどこからでも狙えそうな番組構成だが、一押しは4竹内竹内。直後に地元・大垣記念を控え秘密兵器を投入する。「次走の地元記念へ向けて決勝は師匠（山口富生）のフレームを使う。練習での感じも抜群に良かったし、なんといっても踏み出しが軽いんです」とニヤリ。「セッティングはもちろん師匠に見てもらって、アタリも出ている。初日から使っても良かったけど、勝ち上がりを優先に考えて、決勝で一発勝負を」と不気味。普通に考えれば距離踏みたい4竹内竹内が思い切って逃げる展開で別線のまくり頃かに、展開を読めば読むほど違って見えてくる。有坂を連れる6佐藤佐藤も後手踏めず、福井と別線を選択した3稲垣稲垣は先行のプライドがあり、「調子を戻すためには思い切って動くしかない」と彼自身の状態もそうさせるか。問題は福井勢だが、7渡辺渡辺は「伊原君はＦ１の決勝で発進するようなレベルの選手じゃないし近畿別線」と8伊原伊原を高く評価。8伊原伊原は「渡辺さんの気持ち聞いてさらにやる気が」と闘志を燃やす。細切れ戦で出入りが激しくなれば4竹内竹内にもチャンスが巡るか。