前回の久留米完全Ｖから、およそ１カ月半ぶりの実戦となった3戸伏は、初日特選、準決を５、６着。初日は赤板から先行態勢を取るが、叩かれ内に詰まって万事休す。中団に抜け出したが、３３バンクでは時すでに遅かった。準決でも同じく赤板から主導権を握ったが、久々のレースが尾を引いたのか井上将志のまくりに屈した。絶好調にはない3戸伏だが、連日の積極的なスタイルは最終日に結実しそうだ。
　最終日のメンバーを見渡すと同型不在。2東、7八尋が相手なら連日の組み立て同様に、赤板から出てもペースを握れる公算が大きい。ここは“先行屋”としてのプライドで逃げ切りを完結させ、3戸伏が次につなげる。