地元の意地でV奪取
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奥山記者
神山雄一郎が準決勝で脱落し、地元からただ1人決勝へ進出した1飯嶋。「準決は無我夢中で踏んでいたので(コース取りとかは)全然覚えてない」と必死の走りで決勝への切符を掴んだ。前検日には「『ガツン』とくる感じがないし、良いとは言えない」とデキに不安を抱えていたが、「(準決で)後ろから迫られなかったし、状態は悪くないね」と上方修正。十分V争いに加われる仕上がりとなった。
注目された決勝の動向は「6小林さんに任せます」というもの。「近畿分断も当然考えたけど、6小林さんとは何度もラインを組んでいるし、『頑張るよ』と言ってくれたので。“頑張ってもらう”っていう言い方は失礼になるけど、動いてもらえれば自分にもチャンスが来ると思うから。決勝に乗れなかった師匠の分も精一杯頑張りたい」。任された6小林も「神山さんを交わして決勝に乗ってしまったので(苦笑)。その分も地元に返さないとですよね。優秀は良い位置が取れすぎて逆に失敗したので、その点を踏まえて走りたい」と奮起の走りを約束した。
1飯嶋は3日間とも決して展開に恵まれているわけではないが、それでも初日、準決と結果を残しており、たとえ苦しい位置に置かれても台頭は可能なはず。強力な近畿トリオや、即席でタッグを組む4北津留と3佐藤のスプリンターコンビの間隙を突いて、地元記念初優勝を飾る!