混戦をまくる！！

　２日目に軌道修正に成功した7渡邉が節目達成のロングスパートで２予を軽々と突破。再び呼吸合う2成田を連れて自慢のスピードを披露なら連勝で決勝進出も可能だ。
　「たしかに疲れはあるけど、初日を乗り切れれば何とかなると思っていたので。しっかりと力を出し切って自分のレースができたし良かったですね。競走が詰まっている分レースの感覚とかは凄く良い」とニッコリ。
　２予に続き7渡邉の後ろを回る2成田は「自分も余裕はあったんですけどね。7渡邉君も出切ってから最終バックは回す感じで踏んでいたしそうとう余裕があったんでしょうね。抜きにいったのにしっかりと踏み直されました」と7渡邉の強さを絶賛。踏み出しに集中して食い下がりを狙う。
　しかし絆強い京都コンビに、勢いある5原田。一筋縄ではいかない相手が揃ったがこのレースで7渡邉を狙うのには訳がある。1村上に任された9山田は主導権取りへ全開スパート。しかしそれを許さないのが5原田だ。優秀戦では最終ホームで1村上に叩かれてしまったが今節の5原田はいつも以上に積極的に動いている。それは次に３連続でビック優参の期待が掛かる高松宮杯に月末には地元記念、さらには来月に行われる親王牌と大事なレースが控えているからこそで「今はしっかり動かないといけない」と安易にまくりに構えることなく攻める気構えで近畿ラインと真っ向勝負も！？　そこの主導権争いに挑戦者の4伊藤までが加われば7渡邉にとっては願ってもないチャンスで冷静に脚をためての一撃に期待！！