単騎でも強い桐山敬

　単騎の8桐山を狙う。ラインがないことは基本的に不利な要因だが、縛りがなく気楽に戦える利点もある。位置取りのできるタイプは、後方へ置かれる可能性も低い。昨年の寛仁親王牌２日目の『ローズカップ』では、今回と同じような細分戦で、先行ラインの３番手をキープから鋭く追い込んでいる。
　調子も上々だ。１次予選で根田空史の番手を回った後に１着を喜びつつも、「脚は良い感じ。２日目からは自分で動きたい位」と十分な手応え。実際は２日目に郡司浩平、３日目は再度、根田の番手となり自力は封印となったが２勝をマークして、最終日を迎えた。敗者戦回りで必ずしも満足はしていないだろうが、ここでようやく自力戦。非凡なレースセンスと粘り強い地脚、さらに勝負強さを持っており、穴党の車券に貢献してくれるのでは。