絶好目標得た浅井康

Ｇ１の決勝にふさわしい豪華メンバーがファイナリストに名を連ねた。昨年ワンツーを決めた7平原と1武田のコンビや、魂の走りで魅了する2村上、スピードの絶対値で他を凌駕する4渡邉らも当然Ｖ候補なのだが、ここは絶好の目標を得た3浅井を中心視したい。
　3浅井にとって絶好のパートナーとは、オールスターに続いてＧ１優参を決めた8竹内だ。
　「正直、疲れはあるけど、それはみんな一緒。調子自体は尻上がりに良くなっている。オールスターで一度Ｇ１の決勝を経験できたから、今度はしっかり力を出し切れると思う。あとは、大垣記念での失敗が凄く良い経験になった。あの失敗があるからこそ今があると思うし、その事を踏まえてしっかり仕掛けます。そうすれば3浅井さんにも自分にもチャンスがくるはずなので」
　完全に本格化した今の8竹内が、宣言通り風を切れば、3浅井にとっては最高の展開となる。
　「２０１１年からＧ１を取ってないし、そろそろ。チャンスだと思うので頑張ります」
　もちろん3浅井のアタマが中心となるが、「8竹内をグランプリに連れて行ければ…」とも話しており、場合によっては援護に専念する可能性も。その時は8竹内の押し切りも十分にありえるので、8竹内-3浅井は押さえておきたい。