丹波孝で堅い

　特選の2丹波は敗れて強しのレース内容だった。前受けの佐藤健に上昇をはばまれたが、打鐘から力任せに叩いて先行。番手の成田恭が離れたことで丸山直のまくりを許したが、それは「（叩いたときに上がりすぎた）スピードを落とせず、そのままになった。それで２センターから足がカクンとなった」のが原因。ここは相手が格下の6友永ならペースを上げ切ることなく叩いてしまうだろう。「初日はセッティングを試したけど、２日目は元に戻す」なら何の不安要素もない。
　むしろ不安なのは番手の5大井だ。初日は中村美のまくりに離れ、「最近はアップが難しい。スタートで体がヤバイと思った」と自分でもつかみ切れない体調に首をかしげる。6友永が抵抗すれば、ここも離れる可能性が高いし、すんなりの押さえ先行についていってもどこまで余裕があるか。ならば2丹波の相手はライン３番手で脚を溜める3鈴木か6友永を利す1高津。5大井の３着があるなら、3鈴木が２着のときのみだろう。