蘇った黒川茂
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奥山記者
1予で金子幸央と地元・後閑信一のコンビを封じた8黒川が、上昇ムードで不気味な存在だ。パワフル先行が持ち味の8黒川は、出切ってしまえば滅法強い反面、出切れないと大敗という両極端なタイプ。和歌山での落車以降、大スランプに陥っていたが、前回久々に連絡みを果たすと、その勢いで初日に大仕事をやってのけた。2予は強敵、新山響平の前に散ったが、評価を落とす必要はないだろう。「最近は駆けられずに終わるレースが多かったので。まずはしっかり主導権を取って。2日目も、2コーナーで踏み上げていれば(新山を)合わせられたと思う。ポイントというか課題もわかったし、(3日目以降に)繋がるはず。感じ自体も良くなっている気がしますね」。初日ワンツーを決めた好相性の1伊藤と呼吸を合わせ、ここでも別線を翻弄する。