闘志を燃やす吉田拓

　２次予選では高橋和也にフタをされて内に包まれて万事休すかと思われたが、高橋を飛ばして筒井敦史の番手まくりを破って力強い走りを見せた3吉田。「突っ張れば自分の形に持ち込めたけど、青板でむこう（才迫開）も引く気はなかった。（高橋にフタをされて）ああなったら自分も頭にくるし、飛ばしてやろうと思った。色々できたし明日に繋がる競走はできた」と前向きに準決に照準を定める。ただ、「踏んでいて重かったしギアは下げる。２日目は持ち味を出せなかったので、準決はしっかりと出し切りたい」と意気込む。２予でうまく別線に封じ込められただけに、うっ憤は相当溜まっているはずで、闘志をむき出しにして準決は強靭な脚力を発揮して別線を黙らせる。「3吉田君のジカは初」の9渡邉が地元の意地で食い下がる。「２日目は短い距離しか踏んでなく２着までは届くとは思わなかった」と話す8中野の伸びも抜群に良いので、強襲にはご注意を。