奥井 迪の逃げ切り
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- 的中率
- 19%
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- 回収率
- 68%
久保記者
連日、半周以上のモガき合いを演じて勝ち上がってきた6奥井は、あっぱれ!である。6奥井の実力ならば、2山原と同様の組み立てをすれば、正直、もっともっと勝てるのではないかと思う。世の中にこれほど娯楽があふれる中でも、6奥井の走りをみると『競輪はおもしろい!』と思える。歯向かってきた選手に対して、真っ向勝負を演じたうえでしっかりと勝っているので、戦った相手はまるで『参りました』とでも言っているようだ。決して2山原の競走スタイルを否定しているのではなく、道中に、その『人となり』の主張が強ければ強いほど感動が大きい(結果が伴えば最高だが、内容は結果と同等に大事)と、改めて感じた。『6奥井が出ないとガールズGPがつまらないぞ』と6奥井に声をかけてきたファンと、筆者も同じ気持ちである。最後に完全Vを決めて、6奥井が今回も最高のエンターティナーを演じ切る。(まあ、1田中が連日の「自力」から「前々」にコメントを変えて、6奥井が有利に逃げられる。いろいろ言っても競輪は展開につきる)