しっかり犬伏湧が逃げ切る

　なんと四国が５人勝ち上がって連係することとなった。長いラインが単騎の選手にひっかきまわされて連係が上手く決まらない場面は過去に何度も見てきたが、ここは素直な狙いでいきたい。アタマは6犬伏で。高いトップスピードを誇り、カマシ、まくりが得意なのだが、普通に逃げても勝てるのは準決のレースで示した通り。ペース配分もうまいし、末の踏み直しも抜群だった。ここは先輩の引き出し役に終わっては意味がない。自分が勝たなくては駄目。競りになる後ろに気遣いながら踏み上げていって押し切ろう。相手も3太田が一番手だ。まだまだ若手のイメージの3太田だが、中四国勢は次から次へと新人が出てくる環境にあるので番手を回る場面は今後も増えていくだろう。競られるからと言って引いていては今後に響くし、覚悟を持って2田中から6犬伏の番手を守り切ろう。ただ、3太田が脚を使うようだと、差し脚切れる4湊、1山中の浮上も。サラ脚で回って一発に賭ける5松岡も２、３着なら。