直線勝負制し北野武

北野武史
北野が12年10月小倉以来、久々の美酒に酔った。初手は筒井―村田―西岡の近畿勢が前受け、中団を巡りインに永井―北野―松崎の中部トリオ、アウトに小川―加倉―柏野で併走し周回を重ねる。青板で永井は7番手へ下げるが3角から巻き返し、そのまま赤板手前で先制。1センターではラインで出切り、4番手は永井に合わせて踏んだ筒井。その後ろはモツれるが、打鐘からペースアップの永井に、4番手に筒井、小川は6番手で最終ホームを通過。2角から筒井がアタック。警戒していた北野が懸命に振って止めにかかる。しかし、筒井は止まらず、北野が内に戻らないと判断した松崎が4角で内を突く。直線に入り、まず松崎を閉め込みながら抜け出した北野は、筒井との踏み合いも制してV。2着は筒井かに、8番手から空いた中を鋭く柏野。